業務内容
メンテナンスサイクルの構築
構造物の点検
この業務は一番地味に思われがちですが、基本中の基本となります。構造物は経年的、環境的、外力等の要因により、遅かれ早かれ劣化していきます。
点検とは、そのような状況を確実に観察すること、将来の危険を絶対に見逃しません。
[各種点検方法]
[構造物点検の実績]
平成29年度
・関東地方整備局管内橋梁点検業務
・都道府県、市町村管理の橋梁点検業務
(神奈川県、千葉県、埼玉県、群馬県等)
・首都高速道路、NEXCO管理の橋梁点検
・構造物の調査
平成28年度
・関東地方整備局管内橋梁点検業務
・国、県市町村の震災点検
・都道府県管理の橋梁点検業務
(千葉県、埼玉県、群馬県、山梨県他)
・市町村管理の橋梁点検業務
・都道府県管理のトンネル点検業務
(岩手県、新潟県、東京都他)
・鉄道トンネルのトンネル点検業務
・港湾・漁港の構造物点検
(兵庫県、東京都他)
平成27年度
・関東地方整備局管内橋梁点検業務
・国、県市町村の震災点検
・都道府県管理の橋梁点検業務
(神奈川県、千葉県、群馬県、茨城県他)
・市町村管理の橋梁点検業務
・都道府県管理のトンネル点検業務
(福島県、新潟県、奈良県、千葉県他)
・鉄道トンネルのトンネル点検業務
・河川構造物の点検
(水門、水門管理橋等
構造物の調査・診断
よく聞かれます。「点検と調査の違いはなんですか?」
私たちの認識は
点検とは今現在の状況を表面的に観察(確認)すること。
お医者さんに診察を受けると、必ず顔色を目視され心拍音や痛んだ患部を触診されます。
それが「点検」と考えます。
では調査診断とは?
点検で観察した悪い個所でどこが一番悪いのか、何が原因で悪くなったのか今後どのように劣化していくのか・・・
同様にお医者さんに例えると
採血やX線、心電図、MRIを使うことで目で確認できない病気を調べる。
まさにその通りで構造物の調査もさまざまな器械や日々研鑽する知識によって原因を究明し、最善の対策を提案することと考えております。
[鋼構造物の調査項目]
・磁粉探傷試験
・超音波探傷試験
・浸透探傷試験
・超音波厚さ測定
[コンクリート構造物の調査項目]
・テストハンマー試験
・中性化試験
・圧縮強度試験
・内部鉄筋の腐食度試験
構造物の計測・試験
「力」ってなんでしょう? 国語辞書を調べると
・物体の静止あるいは運動している状態に変化を起こさせたり、物体に変形を生じさせたりする作用。と記述されています。
構造物は小さい動きを常にしています。
それは…
人は寒くなると体が縮こまりますが、構造物も同様に気温(温度)の変化により縮こまったりします。
ずっしりと重いものを持った時には身長が縮む感じがありますが、構造物は支えるために曲がったり、ねじれたりします。
また、人は緊張をしたりすると縮こまったり震えたりしますが、さずがに構造物の緊張は人の緊張と違いますが、風や地震…車の往来で常に震えて(振動)います。
まさにわれわれは、これら小さな動き、そして原因となる「力」を目で見られるようにあらゆる器械を使用して計測しています。
「力」はある程度コントロールが可能です。
しかし経年的に劣化していく構造物のある過程でのコントロールは、構造物がいまある現状を的確に判断しないとできません。
いまの現状を小さな単位で計測することで、予防保全につなげていくことができるようになります。
[計測・試験]
・載荷試験
・振動測定
・応力頻度測定
3D計測技術
3D技術を取り入れることで、私たちの主力である点検、調査診断、計測・試験の付加価値を高めてまいります。
非接触型三次元測定器やフォトグラメトリーの3D技術を活用することで、高所での作業、交通規制を伴う作業、夜間での作業等々による事故に対するリスクの低減、また、作業時間の短縮、点検員の熟練度の違いによるヒューマンエラーの低減をより少なくして実施していきます。
しかし3D技術はハードもさることながらソフト的にも高度な技術を必要とします。私たちはこれらの技術が将来的に主力になれるよう日々努力し、お客様のニーズに確実にお応えできるようにしてまいります。
[構造物の3D測定]
有効的な使用方法
・図面がない構造物の復元
・堆積や形状変化の計測
・構造物の干渉シュミレーション
[3D測定におけるモデリング処理]
≪モデリング画像のサンプル≫
[3D測定機の販売代理店]
FARO社製
・FARO Laser Scanner Focus 3D S
・FARO SCENE
[もっと3D測定]
≪3D測定の対応について≫