点検・調査事例2 コンクリート調査
コンクリート構造物の診断・調査方法としての代表的な調査方法を紹介いたします。
電磁波レーダ法による配筋状況の精査
先ずコンクリート内の鉄筋の位置や、かぶり厚さ(コンクリート表面からの鉄筋位置の深さ)を事前に測定します。測定方法として電磁波レーダーを用いて探査します。この方法により事前に破壊することなく内部の鉄筋状況を把握します。
コンクリートのはつり調査
はつり(斫り)調査とは実際に工具を用いてコンクリート構造部を数十㎝の範囲を削り、鉄筋を露出させて配筋状況や鉄筋の種類や鉄筋径のサイズや腐食状況など目的に応じて直接観察します。
ちなみに前述の電磁波レーダーによる探査結果を基に、鉄筋位置を把握して鉄筋の損傷を防いだり余計な部分を削らないようにします。
もちろん調査後は削った部分は補修いたします。
コンクリートコア採取調査
実際に構造物からコンクリートを特殊なドリルを用いてサンプルとして一部を抜き取り、それを目的に応じて測定試験をします。測定内容としては主に以下があげられます。
対策区分の判定
点検結果を経て、必要に応じて検査を実施し損傷状況を把握したうえで、構造上の部材や損傷種類の対策区分の判定を行い損 傷原因の特定などを実施致します。
コンクリートの圧縮強度・・・
中性化深さ ・・・
塩化物含有量 ・・・
塩化物含有量 ・・・
こちらも調査後はコンクリートを用いて補修いたします。
いずれもJIS(日本工業規格)にて工程や調査・測定方法が定められており、
弊社も規定に則った調査方法にて実施しております。
弊社も規定に則った調査方法にて実施しております。
測定結果の記録
前述の測定結果と共に、はつり位置などまとめ調査報告書としてお客様の所望される形態にて作成致します。