アイセイ株式会社からのお知らせ
平成30年のご挨拶
2018-01-01
平成30年1月 新年
新年明けましておめでとうございます。
旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
この年頭の挨拶を書き始めて8年目を迎えます。
毎年のことですが、この文章をどんな観点から書けば年頭の挨拶らしくなるのか、
ついついそんなことを考えていると年の瀬があっという間に過ぎてしまい、新年が来てしまいます。たまたま昨年の大晦日は朝から昼にかけて小雪が舞い、昼からはあいにくの小雨だったため、外に出たがる私にとってもしっかりと腰を据えて考える環境があったのですが、家にいれば大掃除、年賀状作りやらで、ほかのことに行動が流されてしまい肝心のこの挨拶を書きだしたのは大晦日の夕方でした。
ちなみ大晦日の東京での初雪は130年ぶりだそうです。
さて昨年を振り返ると、社外では発足1年目になるインフラメンテナンス国民会議の実行委員としてフォーラムの立ち上げ、セミナー等のイベント開催において関わってきました。また、日本ファシリティマネジメント協会 インフラマネジメント研究部会では福島、沖縄でのシンポジウム開催に関わり、副部会長としてFMFORUMの一コマで「インフラマネジャーの育成」として活動報告を行い、業界紙に取り上げていただくことができました。
社内に目を向ければ、「風通しのいい会社作り」、「月曜に来たくなる会社作り」を目指しコミュニケーションツールとしてGoodJOBカードの運用、教育プログラムとしてセミナーを活用した自己啓発の支援、人材採用計画の見直し、仕事と育児の両立推進、残業や有休の見える化による働き方・休み方の改善といった組織力向上と平行した働き方のカイゼンを実施してきました。技術力向上としては、各作業フローの見直し、スキルマップの運用、新規事業における設備投資、企業間連携を行ってきました。
これら社外、社内どちらにも言えることですが、種まきと同時にきれいな花や実がつくことはなく、これからどの時期にどんな色、どんな実をつけるかを具体にイメージしながら進めなければならなく、今後はこの重要な取り組みを進めていくことになります。
最近よく耳にする「生産性向上」、「働き方改革」を正面から向き合おうとすると、我々のような小企業は相反すように思える両者を同時に推し進めるのは困難と考え、初っ端からくじけてしまいます。それは今まで自らが備えてきたプロセスを最適な手法と捉え旧態依然な状態を作り出してしまうこと。そして急な方向転換で新規性を求めると逆に生産性は落ちてしまい、生産性低下分を補おうと過度な労働を許容してしまう傾向があるからだと思います。
当社は働き方を充実することで、効率化が促進され成果として生産性向上につながる仕組みつくりを構築し進めていきます。
新年1日の朝日新聞記事に「幸福論」として歌手 矢沢永吉の記事があり、「成功すれば寂しさや悲しさが消えると思っていた。」しかし消えることがないことから、成功と温かさは別だと気が付き、それからは止まらずに走り続けていると。
「一瞬のハッピーがあれば、人はまた走れると」。
私は矢沢信者ではないが、この記事から見た矢沢永吉はかっこいいと感じました。
平成30年のテーマは「挑戦」です。
いままで培った、人と技術を出し惜しみなく社会投資し、いきいきとした活動を推進するため今年は今まで以上に挑戦していきます。
また、昨年のテーマ「進展」を継続し、組み合わせながら挑戦していきます。
平成30年を振り返ると、この年は変わった、広がったと思えるように進めていきます。
そして、繰り返しのことですが、公共インフラが安心・安全で快適に使われ続け、後世に引き続けるように活動していきます。
本年も変わらずご支援いただけますようお願い申し上げます。
アイセイ株式会社
代表取締役 岩佐宏一