アイセイ株式会社からのお知らせ
令和7年 年頭所感
2025-01-01
令和7年1月 新年
新年あけましておめでとうございます。
本年も一層のご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
1月1日の本日は、朝6時50分に近くの江戸川に架かる橋梁から初日の出を見ました。
言葉の通り、この初日の出はとても神々しく、また冬暁も相まって1年の始まりにとても相応しく緊張感と心地よいエネルギーの高まりを感じました。
<行動プロセスの高度化>
さて、年頭所感の発信を始めて今年で15回目を迎えました。38歳で会社の代表となり今年で53歳となります。これも毎年思うことですが、1年があっという間に過ぎること、しかも年々そのスピードが上がっているような気がします。調べると「主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く感じられる」という心理学的観点として説明される「ジャネーの法則」が関係しているようです。初の試みや経験が薄い場合は意識が強いため時間の流れが遅くなり、逆に経験があり習慣化されると単調な行動を優先することで時間を短く感じてしまうようです。
最近私の中で流行っている行動経済学では、非合理な意思決定における行動は、認知のくせ、状況、感情の3つの要因があるとされており、その「認知のくせ」とは、直観に基づく判断(ファスト)と論理に基づく判断(スロー)の2つの思考モードがあり人は使い分けをしているようです。ジャネーの法則との関係からこの判断のスピードの違いには経験も影響しているのではと感じました。では経験が多く思考に余裕がないほど脳に負荷がかかる場合は、「すてる※「思考の整理学:外山滋比古」」 にあるように、知識量が一定限度を超すと飽和状態になり、好奇心がうすれ知識欲が低下してしまうため、すてる、整理することがポイントとなります。みなさまも、この認知のくせを上手く活用することで、高度で効率的な活動へ繋げていただければと思います。
当社の主業務は、インフラ構造物の点検であり、点検のポイントは今の状況を正確に捉えることです。点検業務のプロセスは、①対象構造物を観察する → ②正確に情報の収集を行う → ③情報の整理と報告 となり、このプロセスを当社社員は年間数百繰り返し行います。しかし対象構造物は千差万別であることから、経験の習慣化による単調な行動と、論理的な判断を必要とする行動を複雑に絡めながら点検を進める必要があります。
数年前から当社は、労働集約型から知識集約型へのシフトを一つの目標として進めているところですが、この行動のプロセスも考慮に入れながら、ただ便利で使いやすい技術だけではない、開発の高度化を進めているところです。
<社会的共通資本から見た当社業務の重要性>
所属している部会の発足に向けて、将来必要となるインフラの維持管理についてさまざまな有識者と議論を重ねていたころ、「インフラマネジメント」、「インフラメンテナンス」は一般的なワードでしょうか?という質問が出たことを覚えています。今では普段使いできる言葉になりましたが、10年ほど前はスクラップアンドビルド全盛でしたので、このようなワードを議論にテーマにしていた部会はとても先進的でした。
それでは、インフラをマネジメント/メンテナンスすることの必要性として考えられることとは、
①安全安心な生活の実現
②充実した生活の維持、向上
③経済活動の成長
④環境負荷の低減
が挙げられますが、すべての共通事項として、持続的なインフラマネジメントによりあらゆるサービスの底上げが期待できること。逆に解釈するとあらゆるサービスがインフラにより支えられていることとなります。これはインフラをモノとして全国公平で公正な生活環境の整備として進められた時代から、買い物へ行く、旅行に行くための手段、水を飲む、トイレを使う環境、情報を得る手段など、あって当たり前の「モノ」と捉えがちなインフラは、見方を変えればサービスを提供する、またはサービスを受けるための「コト」として存在していることとなります。すなわちあって当たり前のインフラが備わることで、その先の価値の創出に繋がっていると言うことができます。
社会的共通資本を提唱した宇沢弘文氏※「社会的共通資本:宇沢弘文」の言葉を借りると「すべての人々が、ゆたかな経済生活を営み、すぐれた文化を展開し、人間的に魅力ある社会を持続的、安定的に維持することを可能にするような社会的装置」であり、当社業務に関わるインフラマネジメント、インフラメンテナンス産業の意義となります。
<EYESAY Innovation Plan 2020-2024>
当社のイノベーションプラン2020-2024は、「モノ、仕組み、サービス、組織、ビジネスモデルなどに新たな考え方や技術を取り入れ新しい価値を生み出し、社会に大きな革新、刷新、変革をもたらす」を方針として、点検調査業務では、AIを活用した劣化診断、ファストリペア(損傷措置材)、狭隘ロボットなどを進め、測量業務では、3D点群処理をワンストップで行える「NuBas」の開発から機能の進化を行っております。さらにリスキリングの必要性に応えるため、静岡市に全国初のリスキリングプレイスとなる 「3D Lab.」 を開業し、3D技術の発展に寄与できるよう進めているところです。
直観と論理的思考から、今後必要となるであろう技術を取り入れていくことで、思い描く将来に近づいていく。そのような会社作りが重要と考えております。
今年のテーマは「展望」です。インフラメンテナンス産業に携わる者として、利益追求だけの経済活動ではなく、その先にある豊かで持続的に成長する社会へ繋がるように励んでまいります。
最後となりますが、能登半島地震および能登豪雨により多大な影響を受けた皆様に心よりお見舞い申し上げます。1日でも早く安心できる生活に戻られることをお祈りしております。
令和7年1月 アイセイ株式会社 代表 岩佐宏一
新年あけましておめでとうございます。
本年も一層のご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
1月1日の本日は、朝6時50分に近くの江戸川に架かる橋梁から初日の出を見ました。
言葉の通り、この初日の出はとても神々しく、また冬暁も相まって1年の始まりにとても相応しく緊張感と心地よいエネルギーの高まりを感じました。
<行動プロセスの高度化>
さて、年頭所感の発信を始めて今年で15回目を迎えました。38歳で会社の代表となり今年で53歳となります。これも毎年思うことですが、1年があっという間に過ぎること、しかも年々そのスピードが上がっているような気がします。調べると「主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く感じられる」という心理学的観点として説明される「ジャネーの法則」が関係しているようです。初の試みや経験が薄い場合は意識が強いため時間の流れが遅くなり、逆に経験があり習慣化されると単調な行動を優先することで時間を短く感じてしまうようです。
最近私の中で流行っている行動経済学では、非合理な意思決定における行動は、認知のくせ、状況、感情の3つの要因があるとされており、その「認知のくせ」とは、直観に基づく判断(ファスト)と論理に基づく判断(スロー)の2つの思考モードがあり人は使い分けをしているようです。ジャネーの法則との関係からこの判断のスピードの違いには経験も影響しているのではと感じました。では経験が多く思考に余裕がないほど脳に負荷がかかる場合は、「すてる※「思考の整理学:外山滋比古」」 にあるように、知識量が一定限度を超すと飽和状態になり、好奇心がうすれ知識欲が低下してしまうため、すてる、整理することがポイントとなります。みなさまも、この認知のくせを上手く活用することで、高度で効率的な活動へ繋げていただければと思います。
当社の主業務は、インフラ構造物の点検であり、点検のポイントは今の状況を正確に捉えることです。点検業務のプロセスは、①対象構造物を観察する → ②正確に情報の収集を行う → ③情報の整理と報告 となり、このプロセスを当社社員は年間数百繰り返し行います。しかし対象構造物は千差万別であることから、経験の習慣化による単調な行動と、論理的な判断を必要とする行動を複雑に絡めながら点検を進める必要があります。
数年前から当社は、労働集約型から知識集約型へのシフトを一つの目標として進めているところですが、この行動のプロセスも考慮に入れながら、ただ便利で使いやすい技術だけではない、開発の高度化を進めているところです。
<社会的共通資本から見た当社業務の重要性>
所属している部会の発足に向けて、将来必要となるインフラの維持管理についてさまざまな有識者と議論を重ねていたころ、「インフラマネジメント」、「インフラメンテナンス」は一般的なワードでしょうか?という質問が出たことを覚えています。今では普段使いできる言葉になりましたが、10年ほど前はスクラップアンドビルド全盛でしたので、このようなワードを議論にテーマにしていた部会はとても先進的でした。
それでは、インフラをマネジメント/メンテナンスすることの必要性として考えられることとは、
①安全安心な生活の実現
②充実した生活の維持、向上
③経済活動の成長
④環境負荷の低減
が挙げられますが、すべての共通事項として、持続的なインフラマネジメントによりあらゆるサービスの底上げが期待できること。逆に解釈するとあらゆるサービスがインフラにより支えられていることとなります。これはインフラをモノとして全国公平で公正な生活環境の整備として進められた時代から、買い物へ行く、旅行に行くための手段、水を飲む、トイレを使う環境、情報を得る手段など、あって当たり前の「モノ」と捉えがちなインフラは、見方を変えればサービスを提供する、またはサービスを受けるための「コト」として存在していることとなります。すなわちあって当たり前のインフラが備わることで、その先の価値の創出に繋がっていると言うことができます。
社会的共通資本を提唱した宇沢弘文氏※「社会的共通資本:宇沢弘文」の言葉を借りると「すべての人々が、ゆたかな経済生活を営み、すぐれた文化を展開し、人間的に魅力ある社会を持続的、安定的に維持することを可能にするような社会的装置」であり、当社業務に関わるインフラマネジメント、インフラメンテナンス産業の意義となります。
<EYESAY Innovation Plan 2020-2024>
当社のイノベーションプラン2020-2024は、「モノ、仕組み、サービス、組織、ビジネスモデルなどに新たな考え方や技術を取り入れ新しい価値を生み出し、社会に大きな革新、刷新、変革をもたらす」を方針として、点検調査業務では、AIを活用した劣化診断、ファストリペア(損傷措置材)、狭隘ロボットなどを進め、測量業務では、3D点群処理をワンストップで行える「NuBas」の開発から機能の進化を行っております。さらにリスキリングの必要性に応えるため、静岡市に全国初のリスキリングプレイスとなる 「3D Lab.」 を開業し、3D技術の発展に寄与できるよう進めているところです。
直観と論理的思考から、今後必要となるであろう技術を取り入れていくことで、思い描く将来に近づいていく。そのような会社作りが重要と考えております。
今年のテーマは「展望」です。インフラメンテナンス産業に携わる者として、利益追求だけの経済活動ではなく、その先にある豊かで持続的に成長する社会へ繋がるように励んでまいります。
最後となりますが、能登半島地震および能登豪雨により多大な影響を受けた皆様に心よりお見舞い申し上げます。1日でも早く安心できる生活に戻られることをお祈りしております。
令和7年1月 アイセイ株式会社 代表 岩佐宏一





